ぷにかむさんのブログ「i'll sing about DAYS LIKE THESE」に、長文の感想文が掲載されていました。
登場する家族はみんな子供が多い。多産です。それは、人間の根源的な"営み"の存在を直接描かずとも否応なく感じるわけですね。だからこの映画には、ほんのりとしたエロスとタナトスが感じられます。途中カメラマンに密造酒を勧めるある母親の姿が描かれますが、あれはそういったものの典型。わりとそういうセクシーさが全編にあるんだな。そして小林監督は"営み"の存在を肯定的に描いているのですね。人はこうやって"繋がり"を覚えていく。子供たちは自分より後に次々に誕生する兄弟姉妹たちを自然と慈しみ、敬い、愛情を注ぐことの大切さを知ることになる。そこにはある種の救いや希望があるわけです。感動的ですらあるんです。
ところが。
その後に、2人の子供を持つHIV感染者の女性ルーシーのエピソードが語られるのです。
このたったひとりの女性のエピソードによって、それまでとはまったく異なるフェーズが浮かび上がってくる。それは大地震のように、観客の意識を大きく揺さぶり倒壊させる。


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