相模原上映レポート

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sagamiharalong.jpg2009年9月4日(金)、相模大野駅から徒歩10分にある相模原南市民ホール行われた自主上映会には、約200名のお客さんが来てくださいました。主催の「「水俣」を伝えるネットワーク」の田嶋さんからの報告を以下に転載させていただきます。

上映開始の挨拶をしてくれた中学生の少女たちは、こう感想を語りました。

少年たちの笑顔を見たとき、彼らは、彼らの人生を生きている、と思った。与えられた環境のなかで・・・


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来年2月相模原で開催される「写真展 水俣を見た7人の写真家たち」のプレイベントとして持たれた「チョコラ!」上映会の始まりは、この夏休みに「視覚障害者と見る写真展づくり」にチャレンジしてくれた少女たちでした。
「伝えること」「感じること」を考えている少女たちとともに、この日、200人ほどの観客とともに「チョコラ!」たちの表情を追い、彼らの気持ちをたどり、一日を見つめました。
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なぜ、水俣? なぜ、アフリカ・ケニア? なぜ、私たちの相模原? そんな問いかけをときほぐしてくれる上映後のトークでした。小林監督がどんなふうに子どもたちに寄り添ったか、1年半に及ぶ編集の過程で秦さんが、どんなふうに子どもたちをみつめるまなざしを得たか、ひとつひとつのエピソードが「チョコラ!」の映像をさらに印象深く刻んでくれました。
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今回、私たちは視覚障害者とともに見る上映会をめざして、様々な援助をいただきました。音声ガイドを体験するのが初めて、という視覚障害の方も何人か見えました。これをきっかけにして、バリアフリー上映会がこの街に根付き、そのことが障害のある者にも、ない者にとっても、ともに人生の共感を培っていくものとなることを願ってやみません。
私たちは、こんなふうに相模原に「チョコラ!」たちを迎えました。以上、ご報告まで。

「水俣」を子どもたちに伝えるネットワーク 代表 田嶋いづみ

今回の上映会には、私(編集担当の秦)も参加させていただきました。昨年の長岡アジア映画祭で実施した音声ガイドの原稿を細かく読み込み、内容についての理解を丁寧に確認しながら作られたニューバージョンの音声ガイドがライブで読み上げられ、FM電波にのせて映画と同時に放送されました。極力説明を排した映画と相まって、どんな方でも映画を更に楽しめる新たな表現方法であるように感じました。
田嶋さんとそのまわりに集まる個性豊かなみなさん、ありがとうございました!

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