小林監督からの報告:年末〜新年

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小林茂監督から、昨年末〜今年の頭にかけて行われた日本全国での上映やシンポジウムの報告が届きました(^^)


 昨年は「チョコラ!」公開にあたり、ほんとうにおせわになりました。今年もどうぞよろしく、といいながらもう2月中旬ですが。このところ、私のすむ新潟地方はたびたびの大雪に見舞われ、除雪に追われる日々でした。

 昨年11月以降の私が参加した催しの報告です。愛知県知多市と碧南市で自主上映されました。ともにご縁のある所。

 知多市は柳澤寿男監督の福祉の記録映画「そっちやない、こっちや」の助手として、はじめて映画の世界に入ったところ。当時の関係者が企画して、私も30年ぶりに訪問。映画に登場してくれた方々も面会にかけつけてくださり、再会。あらためて、「そっちやない、こっちや」を上映したいという声もあがり、乞うご期待。

 碧南市は15年前「ウガンダの子どもたちの写真展」を開催してくれた方々の主催。縁をとりもってくださった杉浦祖玄さんは故人となりましたが、私自身頼りにしていた方でした。「碧南映画の会」のH先生をはじめメンバーの方々と「わたしの季節」以来の再会。碧南クリニックでの親切な透析を受ける。

 この二つの上映会の間をぬって、「岡山映画際」へ。「チョコラ!」終了後の討議が熱かった。岡山市から車で一時間くらいだからと、瀬戸内海の長島にあるハンセン病の療養所「邑久光明園」の知人らが来てくれるはずなのに来ない。その日の朝、「新型インフルエンザの感染が広がっているので外出は控えてください」と園内放送が流れ断念したとのこと。うーん、恨めしきはインフルか園内放送か。

 12月。東京の和光大学現代人間学部現代社会学科主催の「チョコラ!」上映とシンポジューム。学内ばかりでなく周辺の地域からの一般客にも解放され、大教室がいっぱいになった。パンフレットに映画評をいただいた管啓次郎さん(明治大学教授)とお会いできた。また、西研さん、ロバート・リケットさん、道場親信さんら、和光大学教授陣。和光はおもしろい大学と聞いていたが、そのとおり。先生も学生もちょっといいねえ。質問も白熱した。リアルタイムでネット放映。あとでゆっくり先生方のトークを拝聴。こういう世の中になったのか。カメラを回し続けたHさんご夫妻、お疲れ様。

» 和光大学 - 「ケニアの路上から日本の路上へ」開催報告

 「チョコラ!」ではないが、京都佛教大学の通信教育・社会福祉スクーリングで前作「わたしの季節」の上映と質疑。スクーリング生は20代から60代まで全国から来ている。これは毎年楽しみにしている講義。だって、みんな働いているから、やりとりもおもしろいんだもん。京都馬渕診療所で透析。

 札幌上映会は札幌映画サークルのお世話になりました。私はメッセージを寄せ、撮影の吉田泰三カメラマンがトーク。

 今年2月。大阪国際交流センターの国際協力ひろばで、JICA大阪主催「ワンワールドフェスティバル」の一環で「世界の子ども映画祭」中で上映とトーク。青年協力隊でケニアへ赴任された経験を持つUさんが現地の布(カンガー)で作った衣装をまとって対談。華がありました。ほか、福井市、横浜、行けませんでしたが、おおきに。

 ケニアのモヨ・チルドレン・センターの理事会が愛媛で開催されたので、松下照美さん一時帰国。東京でHさんを交えておしゃべり。「子どもの家」が完成したらケニアに私が行って「チョコラ!」を見せる計画が浮上。それは前々から思いながら体調、透析を考えると勇気がない。ぼちぼち目標とする。

 腎不全患者や病院を対象にした製薬会社のフリーペーパー「UMI」の人物紹介のコーナーで取材を受ける。4月号が全国の医療関係先に配布されます。

 2月27日(土) は京都の 立命館大学 朱雀キャンパス 5F 大講義室 で、シネマで学ぶ「人間の社会の現在」と題して上映と対談があります。詳細は公開情報へ。

小林茂

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